Expense

弁護士費用

01

弁護士費用を相手方に負担させられるか。

  • 原則的には負担させられない。各々が自分の費用を負担する。
  • 但し、交通事故などの不法行為にあっては、損害として(支払い額とは別)概ね請求額の10%程度を加算する。
02

どの程度掛かるか(実費を除く)の概略(具体的にはケースバイケース)は以下のとおりである(税込み表記)。

1.法律相談料(刑事民事を問わず。)

30分間-5,500円、60分間-11,000円

2.着手金

一般民事事件(貸金等)

  • 余程多額でない限り、概ね11~16.5%を想定する。
  • 多額であれば、11%未満と考えてよい。
  • 不動産関係事件は、33~55万円
  • 交渉事件は11~22万円(訴訟の場合は差額が必要)
  • 差し押さえ事件は、5.5~22万円【対象物により】
  • 保全(仮差押え等)は、11~22万円

家事事件(離婚等)

  • 離婚調停で33万円・離婚訴訟で調停差額22万円(計55万円)
  • 遺産分割調停では遺産額の4~6%を想定する。

債務整理(任意整理・破産等)

  • 任意整理-1社あたり2.2~3.3万円
  • 破産事件-個人33万円、法人(会社)55万円
  • 民事再生-個人55万円、法人(会社)110~330万円

特殊民事事件

  • 建築紛争-鑑定等弁護士費用以外の出費が大きいので注意。
  • 医療過誤-証拠保全・鑑定等で同上。

刑事事件

  • 自白事件=起訴前-22万円、起訴後-22万円
  • 否認(無罪を争う)事件-55~88万円(起訴後も含む)

3.(成功)報酬金

一般民事事件

  • 1年~1年半で決着-勝訴額の11%程度
  • 1年半以上-11~16%
  • 差し押さえ事件では回収額の5.5%

家事事件

  • 離婚-概ね11%程度
  • 遺産-概ね5.5%程度

債務整理事件

  • 任意整理-過払いの際は取戻し額の15%(訴訟に至れば20%)
  • 破産事件-原則不要
  • 民事再生-法人に限り55~165万円

刑事事件

  • 無罪判決-55万円
  • 執行猶予-33万円
  • 減刑-5.5~16.5万円

4.手数料(報酬を想定しないもの)

  • 内容証明郵便発送(のみ)-3.3~5.5万円【示談交渉の場合は不要】
  • 遺言書作成-11~22万円
  • 契約書作成-11~55万円(複雑さによる。)
  • 法律関係の調査-11~22万円
  • 刑事事件面会-1回毎に2.2万円
  • 刑事告訴-16.5~33万円

5.継続複数事件による減額

判決→差し押さえ事件など継続案件では相応の減額をする。

6.顧問契約(簡単な法律相談及び文書発送は範囲内)

概ね、月額2万円からスタート、頻繁になれば増額もあり。

7.遠隔地事件(日当)

  • 拘束時間半日(4時間程度)-1.1~2.2万円
  • 拘束事件1日(8時間程度)-3万円以上